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TOP教室通信小さな庭の大きな木(2018年3月19日)

2018年03月22日 木曜日 小さな庭の大きな木(2018年3月19日)     ( 教室通信 )

img1わが家の“ネコのひたい”ほどの庭に、人の背丈より高い木が何本かあります。門に向かって右に白加賀(しらかが)の梅、左に山桜桃(ゆすらうめ)、内側左に山椒(さんしょう)と金木犀(きんもくせい)、さらに楓(かえで)、山茶花(さざんか)、椿(ツバキ)と並びます。   ぼくが子どものころは、いまでも残っている井戸のそばに、大きな柿の木が2本と八手(やつで)や山吹など、比較的殺風景な庭でしたが、庭木が好きなおばさんの手入れがよく、すこしずつ種類が増えてきました。
垣根には、満天星(どうだんつつじ)、アカメ、未央柳(びおうやなぎ)、額紫陽花(がくあじさい)、木瓜(ぼけ)、萩(はぎ)、月桂樹(げっけいじゅ)、そして亀甲竹があります。梅はもう散ってしまいましたがいまはユスラウメとボケが咲いています。
そして一番奥の物置の前には、この小さな庭のスターである花海棠(はなかいどう)があります。この木は、およそ40年前に母が苗を買ってきて植え、その後おばさんが現在の場所に植え替えたものです。
いま小さな蕾(つぼみ)がつき始めています。あと2週間もすると、ピンクの花が次々と開き始め、上の写真のようにいっぱいに広がります。2階の物干し場から花の中に顔を突っ込むと、まるで桃源郷(とうげんきょう)にいるようです。儚(はかな)げな風情(ふぜい)の染井吉野(ソメイヨシノ)よりもずっと鮮やかで明るい花です。散るときも庭一面に派手やかなピンクのカーペットを敷き詰めたようになります。
 実は、満天星・山桜桃など、今回調べて初めて知った字もあったので、あえて漢字を使ってみました。
 ところで、なぜ、こんなことを書きたかったか。塾に来た人はわかるように、目の前に14階建てのマンションが建築中で、これが完成すると、東からの日差しはなくなり、強いビル風も吹き、この小さな庭の木々たちの命も枯れてしまうのではないか、との思いから木々たちのための挽歌を書きたかったのかもしれません。

 

 

すずき学院 学習教室

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