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TOP教室通信譲ることと守ること(2018年5月24日)

2018年05月24日 木曜日 譲ることと守ること(2018年5月24日)     ( 教室通信 )

img1 塾の東側に14階建ての大きなマンションの工事が始まっています。そして今、すぐ南と西に13階建ての(たぶん)投資型のマンションの工事が始まろうとしています。
 この地域はいつのまにか商業地域になっていて、日照権も認められていないうえに、騒音・振動に対する規制もゆるくなっています。条例や法律は、こういう開発を推進する方向になっているので、行政もそれを止めることはできにくいのです。
解体工事が始まっている隣接の13階建てマンションは、境界線いっぱいに設計されているので、仮に建築足場を組むにしても、わが家の敷地に入らなければなりません。これを断ることは、僕たちができるほとんど唯一の抵抗手段です。
このことを30年来の友人に話したところ「建てるのは先方の権利なのだから、オレだったら、『どうぞ、どうぞ』と言うと思うなあ」と言われて、大きなショックを受けました。
もし、見知らぬ人が隣家に住むことになり、それが個人住宅の建築だったら僕もきっとそうしたでしょう。まさに“おたがいさま”だからです。
しかし、いくら権利があるからといっても、高齢者が住む低層住宅が多い地域にムリヤリ割り込んできた13階建て、しかも明らかに転売目的の会社に対して“譲る”必要はないように思います。一方、日ごろからなにごとも非常にまじめに考える友人に言われたことがずっと心に残り、相手との交渉にもなかなか前向きになれません。
“おたがいさま”と譲る気持ちと、これまでずっと守ってきた自分たちと近隣の人たちの暮らしを維持したいという気持ちの間で揺れている毎日です。
だから、そのまま放っておくと危険な既存の建物の解体工事は、せめてできるだけスムーズにやってもらって、無謀なマンション建設だけはなんとしてもあきらめてもらいたいと考えています。
多くの高層マンションは、建て替え時期が来るころには子や孫が引き継がずに、そのままだんだんスラム化する、と聞いたことがあります。上記の件も含めて、現在マンションに住んでいる人、一戸建てに住んでいる人、それぞれのご意見もお聞かせください。

 

 

すずき学院 学習教室

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