今すぐ資料請求

  • はてなブックマークに追加
  • del.icio.us に登録

TOP教室通信マジメなマチガイ(2018年11月26日)

2018年12月17日 月曜日 マジメなマチガイ(2018年11月26日)     ( 教室通信 )

img1このところ、年齢のせいかプリントミスをすることが多くなりました。内容についてはいまのところ決定的なミスはなさそうですが、アポストロフィを「’」とするところが「‘」となっていたり、句点を消し忘れて「。。」となっていたり、ということが目立ちます。また、そういうミスを目ざとく見つけるのが得意な子がいて、トントンとエンピツでプリントをノックします。「またやっちゃったか、ごめんな」と頭をかきながら言うと、ニヤッとしながら「だからあ、わたしのこの間違いも○にして」と言います。「よし、おわびに○にしてあげよう。」と言うと、さすがに「冗談だよ。おじさんわかってないなあ。」「もちろん、○にしてあげるんだって冗談だよ。わかってないなあ」と笑い合って一件落着です。
 そう言えば、小学生クラスで人気の定番メニューがあります。“逆漢字テスト”です。テストは、ふつう、先生が生徒に対してするものですが、これは、その名の通り、1冊ずつ辞書を持った子どもたちが、おじさんに対して漢字を出題するものです。ただし、「自分が知っていることば」というのが条件です。ぼくが書けないことばを出題した子は得点して、ぼくはその子に頭を下げて“教えて”もらいます。どの子も、辞書を見比べながら意気揚々と教えてくれます。そして、それは次回以降の、おじさんへの宿題になります。
 なぜ人気なのかを考えてみると、子どもたちは、質問すればすぐに反応するおじさんより、“できない・書けない”おじさんを見ていると、ホッとするらしいのです。そして、おとなげなくムキになって思い出そうとしているぼくを見ている子どもたちの表情は、とてもうれしそうです。
 子どもたちの中には「まちがっているかもしれないけれど、」「たぶんまちがえているよ。」を連発する子がいます。これも、まちがえることの恐怖?があるからです。「『自分は、こう思う。こう考えてこの結論になった』と言っていいんだよ。そのほうが『知らなかった、考え違いをしていた』と気がついたとき直りやすいもんね。」と言います。
 まちがいやミスには、マジメなものとフマジメなものがあります。適当にやったことやまぐれでできたものは、たとえ〇になってもほとんど意味がありません。その反面、自分なりに一生懸命考えたまちがいやミスは、必ず次につながります。
 マジメなマチガイには寛容で、フマジメなマチガイはしっかりと糾弾される、勉強のことだけではなく、ぼくたちの社会もそうありたいものです。

 

 

すずき学院 学習教室

電 話

048-833-7655

受付時間

9:00〜22:00

定休日・備考

特に設けておりません。

住 所

〒330-0061

埼玉県さいたま市浦和区常盤3-14-20

交 通

JR京浜東北・根岸線北浦和駅 徒歩7分

ページトップへ